12月 11, 2024

大腸内視鏡検査などがんの有無を調べる方法について

お腹を押さえる男性

20代であっても、健康維持のために検査は必要です。男性が受ける検査に関して、どのような方法があるのでしょうか。
腸の検査といえば大腸内視鏡検査がありますが、腸を診る検査には
大腸内視鏡検査だけではなく、さまざまな方法があります。

便潜血検査

大腸がんにかかっていると、便が大腸がんと触れることにより、血便が生じてしまいます。血便があった場合には、すぐに病院で検査を受けることが大事です。
検査の方法はいくつかありますが、簡単なものとして便潜血検査が挙げられます。この方法によって、目視では確認できない血液を検知することが可能です。ただ大腸内の詳しい状況までは把握できないため、内視鏡検査などを受ける必要があります。
血便が起こる理由として、痔も挙げられます。便潜血検査ではどんな病気にかかっているのかわからないため、大腸がんの有無を判断するための方法としては十分とは言えません。

注腸造影検査

便潜血検査では、大腸内視鏡検査などと違って、大腸内の状態を把握することはできません。大腸内の検査を行いたい場合には、他の方法を採用することになります。
昔から行われている方法として、注腸造影検査が挙げられます。これはバリウム溶液と炭酸ガスを腸内に入れ、レントゲン撮影を行うというものです。歴史が長いため、安心して受けることが可能です。
この検査によって、大腸の位置や粘膜の異常などを調べることができます。しかし精度の高い検査方法ではないので、最近では大腸内視鏡検査を行う病院が多いと言えます。

肛門直腸鏡検査

医師が直接目で観察する検査方法です。10センチ程度の肛門鏡を直腸内に挿入し、異常がないか調べることが可能です。
この方法も歴史が長く、バリウムなどを使わないため、体への負担を軽減できるという点は大きなメリットと言えます。しかし肛門や直腸などのみ観察ができるため、肛門から遠い距離にある大腸に関して、詳しい検査を行うことができないので注意が必要です。大腸全体を調べようと思った場合には、大腸内視鏡検査をを受けることが大事です。

大腸内視鏡検査

CCDカメラを搭載したスコープを使い、大腸の粘膜を詳しく調べる方法です。最近では多くの病院で実施されており、精度の高い方法として知られています。
病変があればその色や位置、また形状など詳細な情報を入手できるため、病気の早期発見につながるベストな方法と言えるでしょう。またポリープがある場合、その場で切除をすることが可能です。
痛みがあるので怖いと思う人もいるでしょう。しかし麻酔などを使う病院もあるので、痛みを我慢する必要はありません。